キヤノン PowerShot S3 IS
キャノンが PowerShot S2 IS の後継機種、Canon PowerShot S3 IS を4月27日から発売するそうです。
2月中旬にも書きましたが現在使っている Canon Power Shot G3 の液晶画面の調子が悪く、時々表示が消えてしまいます。修理すると結構高くなるので、新しいデジカメを買おうと物色していたのですが、米Canonが2月21日、PowerShot S3 IS を発表。近く日本でも発売されるとの情報を聞きつけ、壊れかけた Power Shot G3 をだましだまし使い続け PowerShot S3 IS の日本での発売を心待ちにしていました。
他にもいいデジタルカメラはたくさんあるのですが、私がこのデジカメにこだわるのはバリアングル(フリーアングル)の液晶画面。これは一度使うと他のカメラでは写真を撮れなくなってしまいます。
地を這うようなローアングル、そしてイベントや祭りでの撮影で人垣の後ろから頭上高くにカメラを持ち上げてハイアングルで撮影するときでも、液晶画面をはっきり見ることができるバリアングル(フリーアングル)の液晶画面はとても使い勝手が良いのです。
Canon PowerShot S3 IS の基本性能は、1/2.5型CCD600万画素、光学手ブレ補正、光学12倍ズームレンズ、ISO800の高感度、被写体をレンズにくっつけても撮影できるスーパーマクロ、多彩なプログラムAEモード、など。
Power Shot G シリーズの最終モデルでは、CCDサイズが1/1.8型を搭載していたものが、PowerShot S3 IS では1/2.5型に小型化されました。低価格で高倍率光学ズームを実現するためにはやむを得ないことなのかなと思います。
最近ではCCDサイズの大きさと画質の良さは必ずしも比例しないと言われています。もっとも、コンパクトデジカメのCCDと一眼レフのフルサイズCCDを比較するのは酷なことですが、コンパクトデジタルカメラ同士の比較であれば画質にはほとんど大きな差はないのではないでしょうか?
むしろコンパクトデジカメでは、小型軽量化と高倍率ズームの実現のためには小型CCDでの高画質化が要求され、映像処理エンジンの改善などにより大型CCDに負けない画質を得ることができるようになっています。コンパクトデジカメ同士の比較ではCCDサイズをあまり意識しなくてもいいのかも知れません。
私見ですが、夜景撮影の時には小型CCDの方がクロスフィルターを使ったような効果が得られやすいような気がしています。これはCCDだけではなくレンズの性能にもよりますが、個人的には夜景写真でクロスフィルターの効果は気に入っています。
クロスフィルターを使って撮影してもいいのですが、クロスフィルターだと効果が強すぎて光源以外にも光の筋が入ったり、明るい部分がにじんだようになってしまうことがあります。その点では、CCDやレンズに依存するクロスフィルター効果の方が不自然さがなくていいような気がしています。
下の写真ではクロスフィルター効果が豪快に出ていますが、F値(絞り)の調整で効果の程度を加減できます。
また、昼間の撮影でも、木漏れ日の太陽を狙ったり、逆光で太陽を入れた撮影では意図的なゴーストやフレアを発生させて撮影することがありますが、このときも小型CCDの方が豪快で美しい効果を期待できると思っています。もっともこのような撮影ではCCDの特性よりもレンズの性能の影響の方が大きいのかも知れませんが・・・。
夜景写真のクロスフィルター効果(クロスフィルターは使っていません)
Power Shot G3 で感じていた欠点は、とにかく色収差の影響(偽色)が目立ちます。Power Shot G シリーズの最終モデル G6 でもこの点はあまり改善はされていないようでした。
小型CCDと高倍率ズームレンズならなおのこと色収差(偽色)が発生しやすくなります。PowerShot S3 IS でどれだけクリアな画像が得られるか非常に気になるところです。せめて1280X1024の壁紙写真サイズに縮小したときに色収差(偽色)が目立たないぐらいになっていればいいのですが。
それから気になるところがもう一点。長時間露光ではノイズリダクションの処理により撮影が中断されてしまい、一眼レフのように連続してシャッターが押せません。
夜景撮影の時、そしてこれから夏にかけて花火を撮影する機会が増えますが、ノイズリダクション処理は何ともまどろこしくてしかたありません。特に花火の撮影ではシャッターチャンスを逃してしまいます。
これはノイズの発生しやすい小型CCDの最大の欠点だと思います。これからの技術開発に大いに期待したい部分です。
Power Shot G3 も壊れていることだし、PowerShot S3 IS に買い換えようと思っているのですが、電源が単三電池になっていること、コンパクトフラッシュからSDメモリーカードに変更になっていること、外部ストロボが使えなくなったことを考えると初期投資はかなり大きくなりそうです・・・。
・キヤノンホームページ
└キヤノン:PowerShot S3 IS
└キヤノン:PowerShot S3 IS|製品仕様
・【楽天市場】デジカメ新製品市場
└キヤノン、光学手ブレ補正機能付き12倍ズームモデル“PowerShot S3 IS”を発売
PowerShot S3 IS:楽天市場での実売価格 49,300円~
◆楽天市場でPowerShot S3 ISを探す
PowerShot S3 IS に欲しいオプション
◆ワイドコンバーターWC-DC58A
※ワイドコンバーターWC-DC58Aを装着するにはレンズアダプター/フードセット LAH-DC20が必要です・
※ワイドコンバージョンレンズWC-DC58Aは焦点距離を約0.75倍に変換し35mmフィルム換算で27mm相当の画角を得ることができます。
ちなみに、サードメーカー製でPowerShot S3 IS に装着可能な純正製品とは異なる倍率のコンバージョンレンズがあります。
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