日岡神社・水無月の夏越祭と茅の輪くぐり
安産の神様として信仰を集める日岡神社は、倭建命(やまとたけるのみこと)ゆかりの神社で、加古川市加古川町大野の加古川のほとりにある日岡山公園の一角にあります。
播磨の桜の名所としてその名を知られた日岡山公園は、歴史に名高い日本武尊の母である景行天皇の皇后、稲日大郎媛(いなびのおおいらつめ)のお墓である日岡御陵をはじめとして5基の古墳が散在する歴史のある場所に作られた公園です。
園内には野球場(多目的グランド)、体育館、プール、テニスコートなどのスポーツ施設が充実し、宿泊施設もある緑豊かな総合公園です。
特に春の桜の風景はすばらしく、園内のメイン通りには桜のトンネルができ、多くのお花見客でにぎわいます。また、夜間にはぼんぼりが灯り、桜の木がライトアップされ夜桜も楽しむことができます。
日岡神社は、正一位日向大明神とも言われ、天平2年に創建された天伊佐々彦命(あめのいささひこのみこと)を祀る約1300年の歴史をもつ神社で、安産に御利益があり、安産祈願はもとより初宮詣(お宮参り)や七五三にも多くの人が参詣します。
天伊佐々彦命(あめのいささひこのみこと)は、第十二代景行天皇の皇后である稲日大郎姫命(いなびのおおいらつめのみこと)が最初のお産が難産であったため、2度目のお産の時には七日七夜安産を祈り続け、その甲斐あって無事双子の皇子を出産することができました。その双子の皇子の一人が倭建命(ヤマトタケルノミコト)で、日岡神社の境内には倭建命(ヤマトタケルノミコト)が産湯につかったといわれる石の盥(たらい)が残されています。
日岡神社で先日、夏越祭が催されました。夏越祭・茅の輪くぐりは旧暦6月晦日に行われ、体調を崩しやすい暑い夏を前に、悪疫を除去し、無病息災を願って茅の輪(ちのわ)をくぐる神事です。また、人形代(ひとかたしろ)と呼ばれる紙でできた人形に、日常の生活でついた心身の罪や汚れ(けがれ)を託して祓い清め、無病息災をお祈りします。最近では、車形代(くるまかたしろ)などもあるようです。
茅輪(ちのわ)はその名の通り茅で作られた輪で、魔よけに効能があるとされる茅を人がくぐれるほどの大きさに作られます。茅輪は災厄を取り除く力があるとされており、「水無月の夏越しの祓いするひとは、千歳の命延ぶと云うなり」と唱えながら、左回り、右回り、左回りと三度茅輪を潜(くぐ)れば御利益があるといわれています。
水無月のこの時期、全国各地で夏越祭・茅の輪くぐりの神事が行われます。水無月の祓・名越の祓・夏越の祓、関西では輪抜けさんとも呼ばれる輪ぬけ祭りの神事は、茅輪の材質、形、大きさ、回り方、唱える言葉などは地方によって随分違うようです。這わなければ潜れないほど小さな茅輪であったり、中には3日間にわたって茅輪を潜らなければならないところもあるらしく、忙しい現代人には3日続けてお参りをして御利益を授かるのは難しいかもしれません。
兵庫県では、姫路市の播磨国総社輪ぬけ祭、神戸市の生田神社夏越大祓式、湊川神社夏越大祓、長田神社夏越祭などが知られています。
26日に行われた、日岡神社の夏越祭と茅の輪くぐりでは、少ないながらも露店も立ち並び、書展や「納涼ゆかた茶会」のお茶席も用意され、盛況とは言いませんが、それなりににぎわっておりました。
実は、このお茶席には毎年お手伝いに行っております。もし来年お時間がありましたら、是非お茶席にお立ち寄りくださいネ♪
日岡神社

日岡神社の夏越祭と茅の輪くぐり

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